旅行業務取扱管理者 将来性

旅行業務取扱管理者の将来性

旅行業者の今後の課題

 

この先、高齢社会が進むにつれ金銭的にも時間にも余裕がある世代、いわゆるシルバーマーケットががどんどん拡大していくと予想されています。

 

また若い女性の旅行客も年々増加していますし、中学生や高校生が修学旅行などで海外に行くのも当たり前の時代になってきました。

 

これらのマーケットをどのように捉えていくかが、今後の旅行業者の課題になると考えられます。

 

さらに上記であげたような「量的ニーズの拡大」に加え、豪華客船による船旅や航空機のビジネスクラス、ノンストップ便を利用した目的地までの移動時間を短縮したツアーなどの需要も伸びてきています。

 

そして高齢者や障害者と一緒に、看護師や介護福祉士が同行するような旅行商品が登場するなど、旅行業界は質の充実やプランの多様化も求められる時代に突入していくと言えるでしょう。

 

国内旅行のニーズは?

 

国内市場では近年、団体旅行や大宴会を伴う旅行が減少傾向にあり、大きな宴会場を持つ旅館などは少なくなってきています。

 

その代わり、地方の都市や観光地では「自然とのふれあい」を目的にした個人、または少人数旅行客向けの豪華な旅館や、高齢者や障害者が利用しやすいバリアフリーを完備したホテルの増設・新設が進んでいます。

 

旅行業者は今後、お客様である旅行者たちが何を求め、何のために旅行をするのかというニーズを敏感に察知し、一人ひとりのニーズにあったサービスをいかに提供していくかが大切になってくるでしょう。

 

インタネットなどメディアの活用が不可欠

 

IT化が急速に進んでおり、人々の情報集の方法にインターネットのようなメディア活用が不可欠な時代になってきました。

 

そのため、旅行業者は旅行者が求める情報を迅速かつ正確に提供できるような「旅行サイト」を充実させていくことが必要です。なぜなら、「旅行商品」はインターネットを利用した電子取引の中でも、もっとも成長が期待されている分野の一つだからです。

 

旅行全般を扱うポータルサイトのようなものであったり、自社ホームページを利用した魅力的な旅行商品の販売など、サイト=店舗という発想で取り組んでいくべき市場であると考えられます。

 

 

旅行客のニーズに応えていくために

 

旅行客は年々増加傾向にあるものの、旅行会社や業者を利用して旅行する人はあまり増えていないというのが正直なところです。

 

その結果、業者同士の低価格競争が激化する一方で、プランが単一化、つまり業者が提案するありきたりの「旅行」から消費者が離れつつあるのです。

 

少し前の話にはなりますが、特にひどかったのが1997年後半〜2000年の初めころ。旅行業界はこれまでにない不況に襲われ、倒産や破産申告をした会社がかなりの数にのぼりました。

 

現在においては当時ほどのひどさはないものの、今後も生き残りをかけた競争はしばらくのあいだ続いていくのでなはないかと考えられます。

 

こうした状況の中で、旅行業者はこれまで通り低価格競争を続けるだけではなく、今まで以上に顧客が満足するような質の高い魅力的な商品を開発していくことが求められてくるでしょう。