旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者の始まり

「旅行業務取扱管理者」の資格を遡ると、1971年の「旅行業法」が制定されたことがそもそもの始まりとなります。その際に設けられたのが、「旅行業務取扱主任者」という資格制度であり、2005年にこの資格が「総合旅行業務取扱管理者」と「国内旅行業務取扱管理者」に改められたのです。

 

旅行業法が制定された年(1971年)の少し前に、東京オリンピックの開催や東海道新幹線の開通、さらには日本万国博覧会の開催などによって、空前の旅行ブームが巻き起こりました。

 

これにより、それまでの旅行に関する法律や消費者保護の問題点などを見直し、旅行の安全性をより確かなものとするために国によって旅行業法が制定されました。

 

 

旅行業務取扱管理者に求められた能力

 

旅行業法によれば、旅行業務取扱管理者は、旅行業法の定めることに従い、すべての旅行取引に関するサービスを確実・正確に提供しなければなりません。

 

また顧客に対して取引の中身を明確に示し、公正な取引をおこなうための業務管理・監督をおこなわなければならいと、はっきりと書かれています。

 

また旅行業者は、営業所ごとに必ず1名の管理者資格の保有者を配置しなければなりません。仮にある営業所に2人以上の管理者がいるからといって、その内の1人が別の営業所を兼任することもできません。

 

さらには、転勤や退職などの理由で営業所から管理者がいなくなった場合、新しい管理者が配属されるまで、その営業所では一切の旅行業務に関する契約を顧客と結ぶことはできません。

 

このように管理者がいない場合には、営業活動そのものができないといったことなどを考えると、いかに旅行業務取扱管理者が旅行業界において、重要なポジションにいるかが理解できるでしょう。